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清家農園みかん山通信(178号)令和8年4月号

 春たけなわの愛媛、山桜がほんわかとあちこちの山を桜色に染めています。隣町の桜まつりに行って来ました。場所は野福峠という日光のいろは坂のようなつづれ折りの峠に桜が植えられている大カーブの広場です。桜越しの眼下は海とみかん畑と海端の小さな集落でまるで映画の世界のような美しい眺めです。会場は農協婦人部お手製のお弁当や巻きずし、サンドイッチ、漁協婦人部の小魚を擦り潰して揚げたてんぷら、わかめ、ひじき、鯛めし、真珠製品、私達の婦人会でも作っている廃油石鹸、漁協のヒオウギ貝、漁師汁、婦人会の雛あられ、いちご大福、農協のみかんジュースそして焼き鳥やかき氷、フルーツ飴、たこ焼き、ハンバーガーなどの出店、様々なゲームコーナー、催し物として、餅撒き、昔から伝わる郷土芸能の文楽、オカリナの合奏です。不肖私(初心者コース7年在籍、この春押し出されて中級コース入り)もオカリナに出演しました。4.5日前から夜なべ仕事として練習をしましたが、「あぁ疲れた、もうお風呂に入って寝たいなぁ」と思いながらオカリナを吹いていたので余り上達しませんでした。自業自得!前の日から、変な音を出したらどうしよう、友達は上級コースなので先に行き、慣れない海端の浦々の道を、石油不足の折、仕事以外で車を走らせていいのかなと後ろめたく思いながら一人で運転して時間に間に合うように行けるかしらとドキドキでした。当日、心配は杞憂でした。海端の道は春の海がキラキラと輝き、オカリナの演奏は人数が沢山居て、目立たない後ろの位置で、控えめな音を出して吹いたので間違えても判らない感じがして安心しました。演奏終了。野外文楽も観て、楽しみな買い物。海産物は売り切れていたので、友達は大家族、私は息子と二人なのにたまには贅沢をと思い、美味しそうとはいえ1個700円近くもするハンバーガーをお土産に沢山買いました。友達と巻きずしやサンドイッチで昼食。彼女は仕事の為先に帰り、一人ぼっちになったので長居は無用と送迎バスに乗って、車を止めていた海端の駐車場へ。午後に近くの文楽会館で、午前中の「寿二人三番叟」だけではなく「伊達娘恋緋鹿子(火の見櫓の段)と「傾城阿波の鳴門」が演じられるので、仕事は山程有るけれど、限られた老い先、どうしても観たいと思い、車の中で1時間待機。実は30年程前に三番叟と阿波の鳴門は小学生だった娘と観たのですが、それ以来すっかり文楽を好きになり、演じるのを観るのもワクワクしますが、太棹の三味線の音も心に響きます。素人の方が一生懸命演じてくれるのも魅力です。伊達娘、恋緋、では現代娘顔負けの十七歳の八百屋お七の情熱に「他に方法があるものを」と年寄考えで思い、阿波の鳴門では人形使いの手が人形の袖から出ているのが気になりながら、巡礼お鶴の「かかさんの名はお弓、ととさんの名は阿波の十郎兵衛」の場面では三人の子を育てた身として涙がでました。一度はプロが演じる文楽を観てみたいと思っていますが、遠く迄観に行くチャンスはなかなか有りません。帰り道はルンルンで、右は海、左は桜の景色の中を「また明日から仕事頑張れそう」と思いながら高齢運転慎重にと自分に言い聞かせつつ帰りました。家に着くと菜の花畑と化した野菜畑の隅に黄色いレンギョウ、根元には白い可憐なすずらん、少し離れた所にはピンクのカリンの花と四季咲き薔薇、井戸端には霞桜が満開で強い香りを放ち、元池だった日陰に黄梅、玄関横は白い木香薔薇の蕾びっしり、その下にフリージアの花、その横に未熟児の赤いチューリップ、ちっとも面倒みない荒れ庭なのに花達は健気だなぁと感心。          
4月デコポンとジュースと5月清見とポメロ、ジュースです

文楽と桜の一日心満つ